君は、快楽を探しているか
秋の夜長
太陽が沈むとお家に帰りたくなる
だから、秋分を過ぎたあたりから、ひとり過ごす夜の時間が増える
常に異端分子であること
「日常」「暮らし」「歴史」といった社会的権威に対して、四六時中逆らっていたい
物憂いモノ想う時間が長くなると、どうしても考えられずにはいられません。
或日の昼下がり、壁一面に浮き出した曼荼羅は、そのまま瞼の裏に焼きついて半日ほど武者震いが止まらなかった
酔覚めの深夜、私の首を、口を、頬を、背を、腹を、尻を、腿を、全て捉えた蜘蛛の腕はいつだって私の体に字を残す
光の届かない密室で、青白い光が私の前頭葉を掴んでしまうと、ついに私の肉体は輪郭を失くして溶け出した、17の夜
自分が自分じゃないような気がして曝け出すことを恐れた
それでも時折押し寄せる消滅の波と快楽の砂を拒むことなどできようか
気持ちが良いのか悪いのか
痛いのか痛くないのか
私なのかアンタなのか
は
そんなことも分からないくらいになるのが、私にとっての Make Love 愛の交歓である
凹凸の高揚感、生命の神秘
誰かがどこかで不条理に殺される、日常!
日常に飼い慣らされた人間に唯一残された素手ごろのマジック(魔法)
移りゆく景色は感動を与えてくれる!
いつも新しいんだ!
見たことも、聞いたことも、ない!
いつだって、世界は輝いているから!
美しい!ただ美しいんだ!!!
あとは蓋を開けるだけ!
美しい世界はずっとずっと貴方を、待っているんだ!
アンタを抱きたいんだ!
肉体を包む全てのものとファック!
フェイク!ファック!リアル!