帰省なう。
地元に帰って実家のベッドに寝て天井を眺めていると、BHでのくらしがうそみたい。
煌びやかなスポットライトと、片田舎の瞬きした街灯。ハッキリと照らされてたはずのブラックハートのみんなの顔が、なんとなく薄れていく。
私がこうして実家でごろごろしてるあいだにも、きっとBHではいつもみたいなパーティーが開かれてる、
ガラスのテーブルと手錠に首輪、グラスのぶつかる音がして、遠くで誰かが笑っている。
そこには多分わたしがいるはずで!
日常と非日常がスイッチする、回転舞台はどこでとまればいいか分からず捻れていく。
立方体の面同士が顔を見合わせることは絶対にないように、舞台上の過去現在未来たちはアイコンタクトを取ることすらままならないまま、ひたすらに台詞を叫ぶ。
日常と非日常がスイッチする、回転舞台の軋む音が聴こえる。黒子もいよいよ疲れてきた。
つまり私の本当にいるべき場所はどこなんですか?というつぶやきは、もちろん彼らの叫び声にかき消された。まわり続ける舞台の上で、台詞は唱えられ続ける。ここが私の生きる場所だ、そうだろう!
↓終演後のインタビュー↓
現在「私が私のスペースで必死に台詞を叫んでいるあいだ、過去と未来のことが全く見えなくなるんです。見えないどころか、忘れてしまっているんです、頭から、そう、すっぽり。それがどうも寂しくて。過去や未来で出会ったはずのあなたがたまで全て嘘だったみたいじゃないですか。そんなのって、ねえ。」