その日、私は夜の巨大水溜り(ナイトプール)へと足を運びいれた。
理由を問われれば、「エロがりを奏でる男女を観察するため」と答えるほかない。
理由を問われれば、「エロがりを奏でる男女を観察するため」と答えるほかない。
しかしだ。
実際に現場に行ってみれば、そこにいたのは、自撮りに夢中になり、派手な浮き輪にしがみつく人たち。そして"エロがり"とはほど遠い、妙に落ち着いた空気だった。
私は肩透かしをくらったような気持ちで、プールサイドのチェアに腰を下ろし、しばらく水面を眺めた。
ライトアップされた波紋が、やけに律儀に揺れていた。
「エロがり、絶滅したのかもしれない」
そんなことを考えながら、夜は静かに更けていった。
夜は短し、エロがれ乙女。
そんなくだらないこと考えてないで、ピカピカ光る玉を転がしなさい、アイラ!
チャプチャプ