銀座 Black Heart

2025年9月4日木曜日

潜入捜査ナイトプール編(アイラ)

その日、私は夜の巨大水溜り(ナイトプール)へと足を運びいれた。


理由を問われれば、「エロがりを奏でる男女を観察するため」と答えるほかない。




しかしだ。


実際に現場に行ってみれば、そこにいたのは、自撮りに夢中になり、派手な浮き輪にしがみつく人たち。そして"エロがり"とはほど遠い、妙に落ち着いた空気だった。


私は肩透かしをくらったような気持ちで、プールサイドのチェアに腰を下ろし、しばらく水面を眺めた。


ライトアップされた波紋が、やけに律儀に揺れていた。


「エロがり、絶滅したのかもしれない」


そんなことを考えながら、夜は静かに更けていった。


夜は短し、エロがれ乙女。


そんなくだらないこと考えてないで、ピカピカ光る玉を転がしなさい、アイラ!


チャプチャプ



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